立ち読み処おそらくみなさん座っておられるとは思いますが)



メイドでGO!

  冒頭の7ページ分です。
  今後の推敲・校正作業によって、修正する可能性がありますので、ご了承ください。





 私立海王学園――――。

 小中高一貫による系統的な教育プログラムに定評のある、全国屈指の名門校である。

 文武両道を旨とし、政界・経済界・スポーツ界などに、多くの著名人を輩出している。

次期総理大臣として有力視されていたが、汚職が明るみになって更迭された御器曽元官房長官や、横綱昇進を目前にしながらも、ケガによる休場が続いている大関の倉田山などが、海王学園の出身として知られている。

 在校生もまた然り。大手予備校による全国規模の模擬テストでは、海王学園の生徒が、常に成績上位を独占している。当然、有名大学への進学者も多い。

 また、その優秀な頭脳もさることながら、海王学園は、クラブ活動の指導にも力を注いでいる。中等部では、囲碁部と陸上部が、全国大会の常連になっており、高等部では、チアリーディング部とマジック研究会が、全米の大会で上位入賞を果たし、国際的に注目を集めている。

 そして、高等部3年生の加賀鉄男が将棋の棋士として、1年生の塔矢アキラが囲碁の棋士として、それぞれプロの世界で活躍していることも、特記しておくべきだろう。

 卒業生の輝かしい業績や、在校生の華々しい活躍に、海王学園は、その名を日本中に轟かせ、「憧れの学校ナンバーワン」の座を、不動のものとしている。入学試験の競争率の高さが、日本一になったこともある。

 ………………が。

 昨今の少子化に伴い、需要と供給のバランスは、是正されつつある。

 過去には、高等部の入試で、52倍の競争率を誇った頃もあったが、今では、4倍程度に落ち着いている。長引く不況のあおりを受けて、公立志向が高まったことも、理由のひとつとして挙げられるだろう。

 そして、競争率4倍とはいっても、公立校と併願する受験生も多く、合格発表後、入学を辞退する者も少なくない。実際、今年度の入試では、実質倍率は0.8倍……つまり、定員割れだったという。

 その恩恵を受けて、まんまと入学を果たした女子生徒がいる。

 名を、進藤ヒカルという。

 

 

○   ●   ○   ●   ○

 

 

「ヒカル! ちょっといらっしゃい」

「なーにー」

「いいから早く来なさい」

 自室でお菓子を食べながらCDを聴いていたヒカルは、階下から自分を呼ぶ母親の声に、しぶしぶと部屋を出た。

「なんだよー。もう……」

 口をとがらせて階段をおりると、台所の前で、仁王立ちしている母・美津子の姿があった。その手には、なにやら書類のようなものが握られている。

 促されてダイニングテーブルにつけば、その正面に、美津子も座った。

  ぺらり

 テーブルの上に広げられたのは、先ほどの書類だ。左上には、保護者各位の文字。右上には海王学園高等部学校長の公印が押されている。

 学校から保護者に連絡をとる際は、一般に「プリント」と呼ばれるお知らせを生徒に持たせるのが通例だが、年に5回、直接、保護者あてに郵送されるものがある。

 これは、そのうちのひとつ。

 一学期中間試験結果報告である。

「…………げっ」

 そこに並んだ赤裸々な数字に、ヒカルは、思わず声をあげた。

 最高点は、古文の24点。

最低点は、現代社会の8点。

「いったい何点満点のテストなのかしらね」

 美津子が、ため息まじりにつぶやくのも無理はない。

「えー…っと。ははは……」

「ははは、じゃないわよ」

 ヒカルがそろそろと立ち上がろうとするのを、美津子は目で制した。

「あんたにテストの結果を訊いても、『まあまあかな』としか言わないから、お母さんわからなかったわ。……ああ、せっかく奇跡が起きて、海王に入れたのに」

 娘の高校合格を奇跡と呼ぶ母も母だが、8点を取っても「まあまあかな」で済ませる娘も娘だ。

「いいんだよ。海王高校卒業っていうだけで、就職はバッチリなんだから」

 わかったような口調でうそぶくヒカルを、美津子はキッと睨んだ。

「卒業だなんて、なにを夢みたいなこと言ってるの。こんな点数で、2年生に進級できると思ってるの? ……せめて、高校くらいは卒業してほしかったわ」

 卒業できないと決めつけて過去形で語る美津子に、ヒカルは肩をすくめた。

「おおげさだなあ。だいじょーぶだってば」

 ヒカルは、カラカラと笑いながら、根拠のない太鼓判を押す。

「まったく、あんたって子は! 少しは勉強しようっていう気持ちにならないの?」

 反省の色もないヒカルに、美津子は、保護者必携の強権発動に踏み切ることにした。

 曰く――――。

「来月から、お小遣いなしよ」

 真言、陀羅尼、マントラ。

 ザラキ、もしくはザラキーマ。

 ほら、背後から、バジリスクが忍び寄る…………。

  母は お小遣いなしよ の 呪文を唱えた!

  娘は 石化した!

  256の ダメージを 受けた!

 母親の最強呪文の前に、ヒカルは、為すすべもなく固まったのだった。

 

 

「これに懲りて、少しは勉強するようになってくれたらいいんだけど」

 ヒカルが部屋へ戻ったあと、美津子は、わずかな希望にすがるような目で、ヒカルの部屋を見上げてつぶやいた。

 だが、敵もさるもの。

 当のヒカルは、自室のベッドに座り、腕組みをして考えていた。

 ベッドカバーの上には、財布とブタさん貯金箱(注・取り出し口つき)。

 財布の中身は、千円札が2枚と小銭が少し。

 ブタさんのお腹に入っているのは、一円玉ばかりだ。

「こりゃ困ったぞ、と」

 この所持金では、新しいCDも買えないし、友達と学校の帰りにファーストフードの店に寄るのも難しい。毎週楽しみにしているマンガ雑誌を何回か買えば、それで終わりだろう。

「うーん。どうしたもんかな」

 緊迫した財政を打破する抜本的な改革を求めて、ヒカルは、知恵をしぼった。

 読み終わったマンガを古本屋に引き取ってもらっても二束三文だし、あまり聴かなくなったCDを売ったとしても、これまた然りだ。

「じーちゃんの碁の相手して、小遣いもらうってのも、ちょっとなあ」

 小学校を卒業する頃、ヒカルは、祖父に教わって、囲碁をおぼえた。

 いつもは碁会所で対局を楽しんでいる祖父だったが、当時、ぎっくり腰を患い、思うように外出できなかったのだ。小遣いをやるから、碁の相手をしてくれと泣きつかれ、まったく興味はなかったが、小遣い欲しさで碁をおぼえ、以来、何度も祖父の相手をしてきた。今ではアマ三段の腕前だ。

 だが、ヒカルは首を横に振った。

「半日つきあって千円じゃ、割にあわないもんな」

 今のヒカルにとって、最優先事項は、碁ではなく現金だ。

「……じーちゃんといえば。あそこの蔵に、なんかいいものが眠ってないかな」

 テレビ番組で一世を風靡したお宝ブームを思い出し、ヒカルは立ち上がった。

 ブームは廃れてしまったが、骨董的価値のある品物ならば、今でもそれなりの値段で買い取ってもらえるだろう。

 他所様の私物を売り払う算段を勝手につけながら、ヒカルは、意気揚々と祖父の家へ向かったのだった。

 

 

 

 思えば、小学校6年生の頃にも、社会科のテストで8点を取り、小遣い差し止めの危機に陥ったことがあった。

 おさななじみのあかりと二人、祖父の家へと走ったことを、ヒカルは懐かしく思い出した。

 あのときは、結局、父親のとりなしで、窮地を脱することができたのだが、今回は、母親も本気らしい。以前のようにはいかないだろう。

 歳月こそ経てはいるものの、状況は、あの日とおなじ。もちろん、目的もおなじだ。

「だったら、やっぱり連れが必要だよな」

 なにが、「やっぱり」なのか。

本人にしかわからない理屈のもとに、ヒカルは、途中で道をそれた。

藤崎とかかれた表札の下、呼び鈴を鳴らす。

「はーい」

 出てきたのは、あかりの母親だった。

あいにく、あかりは留守だという。

「今日はバイトがあるから、少し遅くなるって言ってたわ」

 地元の公立高校に通うあかりは、入学してすぐに、駅前の雑貨屋でアルバイトを始めた。可愛らしい小物を扱う小さな店は、あかりの嗜好にぴったりで、楽しく働いていると、本人から聞いていた。

「急用ってわけじゃないから。また今度でいいや」

 あまり世間では認められない口調で、あかりの母に挨拶して、ヒカルは藤崎家を辞した。

今度こそ祖父の家へ行くのかと思いきや、ヒカルは、しばし考えたのち、コンビニエンスストアへ向かった。

残り少ない小遣いを使ってまで、いったい何を買おうというのだろうか。

 

 

 

 コンビニの入り口を入ってすぐのところに、目的のものはあった。

「えーっと。キッチンスタッフ、時給1000円。これいいじゃん……っと、なんだよ18歳以上かよ。……あ、これは? フロアレディ急募、時給2500円以上! すげえじゃん……って、これも18歳以上かぁ」

 求人情報誌を手にとって、パラパラとページをめくっては、条件があわずに肩を落とす。

 ヒカルは高校1年生。

まだ15歳だ。

 労働基準法でいうところの「満15歳に達した日以後の最初の3月31日」は過ぎているから、「修学に差し支えない範囲」での就業は可能である。

 働く前から、学業に支障をきたしまくっているヒカルではあるが、それよりも、もっと重要なことがあった。

 海王学園では、生徒のアルバイトを禁止しているのだ。

 私立の学校にはよくある話で、学業やクラブ活動を優先して、有意義な高校生活を送ってほしいという、もっともらしい理由を挙げている。

実際、海王学園に通っているのは、それなりに収入のある家庭の子か、海王学園の教育方針に賛同する両親を持つ子ばかりだ。多少、生活費をきりつめてでも、こどもの有意義な高校生活とやらを優先させる親が、圧倒的に多いのだ。

だから、生徒たちは、アルバイトをしなくても、小遣いに不自由することはない。

 ヒカルは、レアなケースといっていいだろう。

「15歳でも雇ってくれて、学校にバレずに働けて、できれば時給のいいところ…………どっかないかなあ」

そんな都合のいい話が、そうそう転がっているわけがない。

「家に帰って、じっくり読むか」

ヒカルは、求人雑誌をレジに持っていった。中身がバレないように、紙袋に入れてもらうのも忘れない。

初めてエッチな本を買った青少年のような不審な動きで、ヒカルは帰途についたのだった。

 

 

○   ●   ○   ●   ○

 

 

 夕食後。

 ヒカルは、テレビも見ないで部屋に戻った。

「勉強するから、邪魔すんなよ」

 階段の上からそう言うと、「あとで夜食を持っていってあげるわね」という、嬉しそうな声が返ってきた。

ヒカルは、少々申し訳ない気持ちになったが、ぷるぷると頭を振った。そして、部屋のドアをぴっちりと閉めた。

机に向かうのは、何ヶ月ぶりだろうか。

引き出しをそっとあけて、先ほど買った雑誌を取り出した。

「さあ、やるぞ」

右手には赤鉛筆。

左手には付箋紙。

 この種の雑誌を手にするのは、生まれて初めてである。

求人広告の並び順も、表のなかのマークの意味も、ヒカルには、よくわからない。

「この葉っぱのマークは、初心者歓迎っていう意味だな。㊓っていうのは、正社員募集ってことか。ふむふむ」

 凡例を見ながら、熱心に読み解いていく。

 今頃、にこにこしながら夜食のメニューを考えているであろう美津子が、この様子を見たら、どんな反応をするだろう。その熱意を少しでも勉強に使ってほしいと思うだろうか。それとも、激怒して雑誌を破くだろうか。

 親の心、子知らずとは、よく言ったものだ。

 ヒカルは、時々独り言を言いながら、ひたすら求人広告に目を走らせた。

「学校の沿線はマズイし、うちの近所もダメだし……。乗り換え1回、30分以内で行けるところがいいな」

 だんだん要領がつかめてきたらしく、ヒカルは、雑誌の上端に表示されている最寄駅の名前を目で追いながら、ページをめくっていった。

「18歳以上ってのが、圧倒的に多いよなあ。オレの年でオッケーな仕事っていったら、コンビニくらいしかないじゃん」

 居酒屋やパチンコ屋など、時給の高い職種の派手な広告を見たあとでは、コンビニやファーストフード店の地味で小さな広告は、どうしても見劣りしてしまう。

 小さな字で書かれた年齢・場所・時給の3項目を確認しながら、情報を見過ごさないように読み進めるのは、なかなか疲れる作業である。

 そろそろ、終わりのページが近づいてきた頃――――。

「ふーん。喫茶店のウェイトレスねえ………あっ!」

 ヒカルは、雑誌に顔を近づけて、ある広告を凝視した。

『魅力的な女の子大募集! 高校生大歓迎! 個性を生かせる仕事です。好きな曜日・好きな時間が選べます。楽しく働いて、お小遣いを稼いじゃおう♪』

 ページの下半分を使った大きな広告だ。広告スペースの大きさなど、なんの参考にもならないが、ヒカルには、大企業の証拠であるかのように思われた。

「週1回・3時間からオーケーって書いてあるし、場所もちょうどいい。魅力的ってのは、よくわからないけど。あと、個性が生かせる仕事ってのも謎だな。頭が悪いっていうのも個性っていうのかな」

 ヒカルは、ページの端に、付箋紙をつけた。

 職種は喫茶店のウェイトレス。

 時給は920円スタート。昇給あり。

 学校から家に帰る途中の駅で乗り換えて、3駅目という立地条件もぴったりだ。

「よし、これに決まり! 明日、電話してみようっと」

 赤鉛筆で大きく印をつけたところで、階段をあがってくる足音が聞こえた。

 ヒカルは、急いで雑誌を引き出しにしまった。運よく近くにあった英語のプリントを机の上に広げるのと同時に、美津子がドアから顔を覗かせた。

「どう? 勉強はかどってる? はい、これ差し入れ」

 猫なで声で、ラーメンを差し出す。

 鼻歌まじりの上機嫌で出て行く美津子の後ろ姿を見送り、ヒカルはラーメンに箸をつけた。インスタントではあるけれど、ネギとモヤシが大盛で、厚切りのチャーシューも乗っている。ヒカルの豆粒ほどの良心が、少し痛んだ。

「……これ食べたら、ちょっとだけ英語の勉強しよっと」

 根は真っ直ぐな、いい子なのだ。

……いい子なのだけれど。

 満腹状態で英語のプリントと向かいあっては、睡魔に勝てるわけがなく――――。

「ごめん、お母さん。今日は無理……」

 そうつぶやいて、さっさとベッドに入ったのだった。

 

 

 

 翌日。

 学校の授業が終わるとすぐに、ヒカルは、駅の近くの公衆電話に向かった。

 携帯電話も持ってはいるが、1ヶ月の通話限度額は、両親に決められている。超過分は割高で、しかも、自分の小遣いから支払わなくてはならないため、無駄遣いはできないのだ。

 求人情報誌に載っていた、「先方に電話をかける際は、途中で切れたり、電波状況が悪くなったりしないように、携帯電話は避けたほうがよい」という情報も参考にした。

 ヒカルは、受話器をあげて、十円玉を数枚入れると、メモしてきた番号のボタンを押した。

  トゥルルルルルル

   トゥルルルルルル……

 ヒカルは、固唾を飲んで、応答を待った。

トゥルルル ガチャ

「お電話ありがとうございます。癒しの空間『ほわいと☆えんじぇる』でございまぁす」

 聞こえてきたのは、若い女の子のものとおぼしき、かわいらしい声だった。

(まぁすってなんだよ、まぁすって)

 心のなかで突っ込みながらも、ヒカルは本題に入った。

「えっと、バイトの件で……」

「わぁ。アルバイト希望の方ですね。はぁい、今、担当の者に代わりまぁす。少々お待ちくださいませね」

 ヒカルが最後まで言い終わる前に、相手の感嘆詞がかぶった。

異様にテンションの高い受け答えに、思いっきり引きながら、ヒカルは、受話器を握りしめた。

(まさか、オレも、ああいうふうにしゃべらされるのか? 無理。ぜったい無理!)

 受話器から流れてくる、本来ならば眠くなるようなオルゴールの保留音すら、今のヒカルには、黒板を爪で引っ掻いたような音に聞こえる。

(担当の人も、あんな話し方だったら、どうしよう。でも、時給920円だし。場所もいいし。高校生オッケーだし……)

 半ベソをかきながら待つこと数十秒。

 電話口に出たのは、若い男の声だった。

「待たせてすまなかったね。店長の緒方だ。アルバイトを希望しているとか」

 作ったような渋い声だが、先ほどのような、甘ったるく無駄にテンションの高い声よりも、よっぽどいい。

「えっと、求人情報誌のフロムBを見て、電話したんですけど」

 ヒカルは、雑誌に載っていた「電話のかけ方」を参考にして、話し始めた。

 自分が、15歳の高校生であることを伝え、本当に、週に1回・3時間でもいいのかを確認する。

「広告に偽りはないよ。高校生も大歓迎だ。一度、履歴書を持って店に来てほしいんだが……いつがいい?」

 初対面どころか、初めて電話してきた相手に、ずいぶんと馴れ馴れしい言葉遣いである。

だが、働くことが初めてのヒカルは、そういうものだと信じてしまった。

(さすがに、店長ともなると、カッコつけたしゃべり方をするんだなあ)

ヒカルは、メモを見ながら、面接の希望日時を告げた。あらかじめ、都合のいい日を第三希望まで考えておくこと――――これも、求人情報誌の受け売りである。

「わかった。それなら、さっそくだが、明日の午後4時に会おう。…………待っているよ」

 緒方は、計算し尽したかのような間を取り、ぐっと声をひそめて囁いた。

「はあ。それじゃあ、よろしくお願いします」

 それだけ言うと、ヒカルは受話器を戻した。

「なんだか受話器を通して、身体に悪いもんでも送られてきたような気がする。しかも、「待っているよ」と来たもんだ。マジでちょっとヤバくね?」

 ヒカルは、大きく息を吐いて、こきこきと首を鳴らした。ついでに、腰のあたりも、とんとんと叩く。

電話をしていたのは数分間だが、ずいぶんと疲れてしまった。それが、初めてのアルバイトへの第一歩という緊張によるものなのか、電話の相手にいろいろ吸い取られてしまったからなのか、ヒカルには、わからなかったけれど。


 女子高生のヒカルちゃんが、メイド喫茶でアルバイトをするお話。

 もし、小学6年生の時、社会のテストで8点を取っても、お小遣いをとめられていなかったら……という、いわゆる「IFネタ」です。