がびちゃん おうちを買いたいの
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よく、ブログやサイトで、マイホーム購入体験記を見かけるが、拙宅では、そういう「ためになる読み物」を用意するつもりは毛頭ない。
それを御承知いただいたうえで、どうぞ。
1年半ほど前から、マンション購入を検討している。
今住んでいる賃貸マンションは、たいへん使い勝手がいいが、いかんせん家賃が高い。
どうせおなじだけおカネを払うなら、買っちゃおうかなあ……という、よくあるパターンである。
郊外に、夫とその母の名義で二世帯住宅を建てたが、がびは賃貸で一人暮らしだ。
まあ、理由はいろいろあるんだけども。
嫁と姑と小姑のバトルに勝利(あるいは敗北)した嫁が、意気揚々と自由を謳歌していると思っていただければ、当たらずとも遠からず。
さて、マンションを買うとなると、やっぱり先立つものが必要だ。
……ないよ、そんなの。
初期費用分くらいならともかく、頭金と呼べるような、まとまった資金はない。
夫は、前述の二世帯住宅のローンをかかえていて、それどころではない。
そんなわけで、「全額ローンでマンション買うぞしかも定年までに一人で返済終了狙い」という、無謀かつ滑稽な話は始まった。
ちなみに、定年まで、あと20年とちょっと。
仮に、万が一昇進したとしても、退官まで30年切ってます。
職場から1時間以内。
3LDKもしくは2LDK+S。
もちろん、ペットOKは譲れない。
…………たーかーいーーーーーーーーーーっ!!!
早くも計画は頓挫したかに見えたが、とりあえず、中心的な価格帯を参考に、「超長期固定金利とかいう35年もかけて返済する借り方をして繰り上げ返済する」っていう、一番地道なパターンで、返済シミュレーションなんてものをやってみた。
結果。
「がんばれ、自分」。
そんな数字が出た。
いつまでも金利が低いままとは思えないが、急に景気がよくなるとも思えない。
なにより、バブルを経験してる日銀が、アレを再現させるわけがない。
ワシの商売は、世の中の景気とは、あんまり関係ない給与体系にあるので、金利があがったときには給料も一緒にあがるなんていう楽観は許されない。
そこで、シミュレーションその2。
変動金利で借りて、半年ごとに0。1%ずつ金利があがって、4%で頭打ちになると、返済額はどうなるか。
販売会社が勝手に作ってよこす試算書は、目先の返済額の低さに重点を置いた宣伝ビラだ。
あてにならん。
ワシが知りたいのは、変動金利で借りた場合に、未払い利息が出るギリギリの少し手前を見越した20年後の返済額。
どんなシミュレーションソフトも、そういう計算は、やってくれない。
一回、金利を変更させる設定もあるが、それでは1年分にしかならん。
しかたがないので、ケータイの電卓機能を使って、地味に計算。
ちなみに、メモ用のウラガミ使用枚数7枚。
めんどくさいけど、数千万の買い物するんだから、と、自分を鼓舞すること数日間。←シゴトしろ
ほんとにめんどくさかったっ!
結果。
「ほほう。なんとかなるかもしれない」
そうなった。
最初の低金利のうちに、たくさん元金が減るという仕組みの恩恵だな。
こうなると、人間、欲が出てくるもので。
シミュレーションその2.5
返済期間を短くするとどうなるか。
シミュレーションその3。
超長期固定金利と変動金利を分けて借りるとどうなるか。
シミュレーションその4。
そのバランスを変えるとどうなるか。
シミュレーションその5。
個人年金を解約して、そのぶんをローンの返済にあてたらどうなるか。
シミュレーションその6。
元金均等ってやつだとどうなるか。
シミュレーションその7。
5年ごとに繰り上げ返済をして、返済期間を短縮させたらどうなるか。
シミュレーションその8。
その7で、2回目の繰り上げ返済で、月々の返済額を減らしたら、以後、何年ごとに繰り上げ返済ができそうか。
使ったウラガミ総数は100枚を超えた。
全部、前作「MOON」の下刷りだ。
リサイクル、リサイクル♪
さて、この10通りのシミュレーションのうち、いったいどれが一番トクなのか。
そんなものは、総返済額を見ればわかる。
なによりオトクな一括で買えないからローンを組むっつーのに、トクかどうかなんか、気にしてられっか。
肝心なのは、どれが一番、無理がなさそうか、である。
うーむ。
ここは、専門家に相談すべきだな。
……というわけで、今日、ファイナンシャルプランナーというひとのところに行ってきた。
マンションの販売会社がサービスでやってる無料相談会だ。
雇われもんの言うことだろうけど、まあ、参考までにと思ってさ。←酷
10通りのシミュレーション結果を携えて、「どれがいいかなあ」と、相談してみた。
そしたら、なによ。
「その試算を提案するのが我々の仕事で、そのなかから、お客様が御自身のライフプランにあわせて選ぶ、というのが、この相談会の主旨です」
「景気と金利の関係や、保険の見直しを、すでに視野に入れて、しかも、ここまで細かい試算を持ってこられたお客様は初めてです。わたしにできるのは、外食経費を節約するようにアドバイスすることくらいです」
むううぅぅぅぅ。
そうだったのか。
使えねえな、ファイナンシャルプランナー。
でも、まあ、ソフトウェアで計算できないシミュレーションは提供できないってことだから、ワシの地道な計算は無駄ではなかったらしい。
ごくろーさんと、ケータイ電卓をねぎらいつつ帰宅した。
そんなわけで、どのパターンが一番いいか、わからないままである。
そのファイナンシャルプランナーが言うには、「お客様の場合、返済方法の選択に関しては問題ないと思われますから、その時間と労力を、そろそろ物件の検討に向けられたほうがいいですよ」だって。
やっぱり、雇われもんだ。
最後の最後に、「買え」と来た。
たしかにねえ。
いろんなマンションギャラリーに行ったけど、もらってきたパンフレットの「長期修繕計画」と「修繕積立金補正案」ばっかり見てたもんなあ。
将来の修繕費とか管理費とかが気になってさあ。
間取りとか耐震とか、そんなの後だよ、後。
まずは、支払えるのかどうかがわかんないと、身が入らないよ。
とにかく。
やっと、「どの物件にしようかな」に入れそうである。
モデルルーム見せてもらったときも、気合い入れて見てなかったもんなあ。
今になってパンフレットの写真を見直しても、実際の部屋なんか、ぜんぜん記憶に残ってない。
ようやくスタートラインに立てたってところである。
そうそう。
通称「住宅ローン控除」という減税措置が、2008年で終わってしまうので、少なくとも、来年の夏までには検討を終えなければならない。
定年は着々と迫ってくるしな。
それよりもっと前に迫ってるのは、冬コ……げほんげほん。
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