つんた様から頂きました
深夜番組 (100のお題より−013−) お題配布元さんはこちら
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深夜にテレビをつける。バックグラウンドミュージックにつけたものの、煩わしくなってヒカルはリモコンを操作した。 「眠れない…」 佐為はふと目を覚まして、ベッドサイドのあかりをつけた。 「ヒカル…」 「ごめん、起こしちゃった…」 「どうかしたのですか」 戻ってきたというよりは違う物に変身して、佐為はヒカルのそばにいる。 「何でもない…」 負けた対局を悔やんでも仕方ないのだが。 「見てみましょうか」 「ばれたか」 佐為に見てもらうと完全に計算違いだとわかった。 「あー、すっきりした。でも、目がさえちゃったよ」 仕方なく二人で深夜の映画を見た。ヨーロッパの映画だった。 「うおー、懐かしい…」 ヒカルはドイツの石畳と港町の風景にはしゃいだ。 「懐かしい…」 「おれ、ここで生まれたんだぜ」 ヒカルはそう言って笑った。ドイツのハンブルク。 「あ、でも、これ…」 第二次世界大戦の映画だった。連合軍に捕まったドイツ軍将校のうつろな顔がアップになって終わった。 「敗戦国だったんだよな…ドイツも」 ヒカルはそう呟いた。ヒカルの中の四分の一の血はドイツ系だった。佐為はそのとき、初めて聞いた、前髪の金色の訳を。 後書き・ここに出てきた映画は存在しません。反戦映画ですけどね。 |
つんた様の作品世界を、みなさまにご紹介するのに、ぴったりの逸品を頂戴しました。
佐為ちゃんが転生して、いろんな形で、いつもヒカルのそばにいます。
そして、ヒカルは混血なんです(金色の前髪の理由はそこにv)。
ヨーロッパに造詣の深いつんた様ならではの独特の世界観ですよねvv
つんた様、ありがとうございました。
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